建物明渡しの強制執行と自力救済2
以前のブログで、一定の場合には、保証会社は、賃借人が明示的に異議を述べない限り、賃借物件の明渡しがあったものとみなることができる、とする賃借人と保証会社との契約の条項について、消費者契約法に反しないとする大阪高裁判決(2 […]
以前のブログで、一定の場合には、保証会社は、賃借人が明示的に異議を述べない限り、賃借物件の明渡しがあったものとみなることができる、とする賃借人と保証会社との契約の条項について、消費者契約法に反しないとする大阪高裁判決(2 […]
【国家賠償制度】 国家賠償という制度があります。 日本国憲法の施行後に制定された国家賠償法(略して国賠又は国賠法)に定めがあります。 国賠法1条は、次のように定めています。 国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、そ […]
安倍元首相の国葬については、様々な議論がなされており、反対の表明をする弁護士会も増えてきました。 この議論は、①国葬を実施することが適法かどうか、②適法だとしても、それを実施することが妥当かどうか、という問題に、一応分け […]
例えば、父(X)が亡くなり(既にその妻である母は亡くなっているとします)、別居していた子(A)がXの通帳を見ると生前、Xの生活には過剰と思われる金額の引き出しが散見され、同居していた子(B。Aのきょうだい)を問いただすも […]
先日、2021年12月に、刑事事件の容疑者(被疑者)の取調べに弁護人が同席する「立会い」を認めるよう札幌弁護士会が申し入れたことを受け、道警本部が立ち会いを「認めない」とする対応要領を作成し、各警察署などに通達していた、 […]
日本学生支援機構に対して、保証人らが支払った額の一部の返還などを求めた件で、2022年5月19日、札幌高裁の判決が出されました。 原告(保証人又はその相続人)は、以下の請求をしていました。 ①不当利得に基づき、自己の負担 […]
年に一度程度ですが、隣地の木の枝が境界を越えて自分の土地に伸びているのだが、お願いしても切ってくれない、あるいは、隣地の所有者が誰か分からない、といった相談があります。 【現行民法】 現在の民法の233条に、次のような規 […]
先日、県内の高校で、保護者による暴行事件がありました。 報道によると、次のような事実経過があるようです。 柔道部の見学のため学校を訪れた40代半ばの保護者の男性に剣道部員が挨拶をすると、その態度が武道をする者としてふさわ […]
【賃料の滞納】 賃貸物件の賃貸人の方から、賃借人が数ヶ月分以上の家賃(賃料)を滞納しているため、退去してもらいたい、というご相談を受けることがあります。 この場合、賃貸人としては、滞納分の支払を催告し、催告期間内に支払が […]
先日、札幌地裁で、日本学生支援機構に対して保証人が支払った分の半額の返還を命じる判決がなされました(2021年5月13日)。 機構は、本人と連帯保証人が返せないと判断した場合、保証人(≠連帯保証人)に全額を請求し、その際 […]